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「水金地火木土天海冥」は英語で何というか

太陽系の惑星の新しい定義が24日に国際天文学連合の総会で採決される。冥王星に似た特徴を持つ天体が他にも次々と見つかったことなどから、惑星の定義をしっかり定める必要が出てきたためだという。原案通り認められれば、惑星の数は今の9から12に増える。

高校生の時には理数系科目で何回か赤点を取ったのに、宇宙をはじめ科学ものの話は大好きとあって(数字や複雑な理論が出てくるとダメだが)、結果が報じられるのを今からわくわくしながら待っている。

原案に従うと、冥王星に似た天体をひっくるめて惑星と呼ばれることになり、さらにこのタイプの惑星を特に plutons と呼ぶことも提案されている。「冥王星型惑星」あるいは「冥王星族」という感じだろうか。これによって、火星と木星の間にあって現在は小惑星とされている Ceres、そして冥王星タイプの Charon および 2003 UB313(発見時に「第10惑星か」と報じられた、名前が未決定の天体)の、あわせて3つが新しく惑星の仲間入りをするという。

そうなったら、日本語名はどうなるのだろうか。カタカナの使用が普通となった今、無理に「○○星」といった漢字の名前を考えるのではなく、やはり「ケレス(セレス)」「カロン」というようになるのだろう。なんだかSFに出てくる他の太陽系の惑星のようだ。

pluton という単語も新語として辞書に載るのだろうが、「惑星の数は12」と教科書に書かれる期間は短いかもしれない。実は冥王星に似た新惑星の候補が、ほかにすでに1ダースあるということで、「惑星の名前は全部覚えていない」という人がごく普通になる時代が来るかもしれない。

一般の人のために平易に書かれた参考記事が、国際天文学連合のサイトにある。
http://www.iau2006.org/mirror/www.iau.org/iau0601/iau0601_release.html

さて英語についての話だが、日本語の「水金地火木土天海冥」という惑星の順番の覚え方にあたる英文にお目にかかったことがある(こうした記憶のための文を mnemonic という)。実際どれくらい広まっているものなのかは知らないが、メモした文は以下の通りである。大文字が Mercury, Venus, Earth, Mars, Jupiter, Saturn, Uranus, Neptune, Pluto の頭文字になっている。

- My Very Educated Mother Just Served Us Nine Pies.
- My Very Efficient Memory Just Stores Up Nine Planets.
- My Very Easy Method Just Speeds Up Naming Planets.

最初のものは、earnest, pizzas など、同じ頭文字の他の単語にしているものもあるようだ。他にもこうした文があるのではないかと思うが、もし惑星の数が12、またそれ以上に増えたら、改訂版を考える人が出てくるのだろうか。

脱線だが、 Charon は冥王星の衛星で、由来であるギリシャ神話に出てくる名前の最初の子音は /k/ で発音される。日本でも「カロン」と呼ぶのが一般的のようだ。しかし命名権を持つ発見者は「シャロン」としているという。その理由は、奥さんの名前にある Ch- の字が sh の音で発音されるから、というのがふるっている。その一方で /k/ で発音された実例もネットで聞いている。この例に限らないが、何について話しているかわかりさえすれば、英語は固有名詞の発音の細かい違いには鷹揚だという印象がある。

さらに脱線だが、1940年代に、アメリカの Edmond Hamilton というSF作家が書いたある小説では、冥王星に3つの衛星があるという設定になっていて、その名前は、いずれもギリシャ神話で冥界に関係がある Cerberus, Styx, それにこの Charon だった。実際に衛星が見つかってカロンと命名されたと聞いたときは、偶然とはいえちょっと驚きだった。

そしてカロンは長らく冥王星の唯一の衛星だったが、近年さらに2つが見つかり(Nix と Hydra と命名)、現段階でハミルトンの小説と同じ3つになっているのも偶然とはいえ面白い。なおこの小説の翻訳は「ケイロン」と表記していたが、最近復刊された際には「カロン」に変えられていた。

追記:その後決まった「惑星」の新しい定義は、結局、冥王星を惑星から外す形で決着した(http://englishexpression.blog.fc2.com/blog-entry-75.html)が、8惑星版を含めた天文学の mnemonic をまとめた以下のサイトがあり、面白い。
http://en.wikiquote.org/wiki/English_astronomy_mnemonics

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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