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"Now you see it, now you don't."

先日読んだ小説 "Rain Fall" に次のような言い回しが出てきた。以前も見たことがあり、一種のまとまった表現なのではないかと思える。
I realized, but somehow could not grasp, that Midori had already been made part of my past. It was like a magic trick. Now you see it; now you don't. Now it's real; now it's just a memory.
愛用しているカシオの電子辞書やオンラインの辞書を見たが、唯一掲載しているのは「リーダーズ英和辞典」だけだった。ただ、その訳は、どうも上記の実例にはそぐわないように感じる。
間違っているかもしれない、よくわからない
(リーダーズ英和辞典)
引用したのは "Rain Fall" の終わりの場面で、Midori という女性と短い期間つきあった主人公が別れを余儀なくされた、という状況である。あんなに生々しかったのに、その体験は過去のものになってしまった、というようなことであろう。 この作品には邦訳があり、書店で見たら、この部分は
一瞬前には見えたのに、今は見えない。
となっていた。直訳風だが、「リーダーズ」よりは文脈に沿ったものとなっているとはいえそうだ。 ネットで検索すると、この表現は相当な数のヒットがあり、やはりまとまった言い回しと言ってもいいように感じられる。それにしては載せている辞書が皆無に近いのもちょっと不思議である。 ヒットした実例を細かく読む余裕がなく、はっきりしたことはわからないが、「見えたと思ったら見えなくなった」「わかったと思ったらわからなくなった」というような意味合いがあるのだろうと思う。であれば、「よくわからない」という「リーダーズ」の訳も、文脈によってはあてはまる場合があるだろう。いずれにせよ、この言い回しについて詳しいことをご存じの方がいらしたら、教えていただけたら幸いである。 最初に「以前にも見たことがある」と書いたが、それはちょっと前にここで触れた、アイザック・アシモフの連作SF小説「銀が帝国衰亡史」のひとつ "Second Foundation" だった。 この小説はもともと雑誌に発表されたものをまとめたものだが、単行本で現在は "Search by the Mule", "Search by the Foundation" と題されている2つの章が、雑誌ではそれぞれ "Now you see it..." と "...And now you don't" という題だった、ということをSFの解説本かなにかで読んだのだった。ただ、それがまとまった言い回しかどうかまでは思いが至らなかった。 ついでに、アシモフの作品については、読んだ本で「今度はわかったな」「しかしわかっていなくもある」というように訳してあった記憶がある。その本が手元にないので正確なところは不明だが、こなれた邦題にするのは難しい表現だと感じる。 追記:この表現は、手品師が見せていた物を消したときに「ほら消えました」という際の台詞だとのコメントをいただいた。教えていただきました street さん、mamarimama さん、ありがとうございました。 過去の参考記事: 「ファウンデーション」(銀河帝国興亡史)
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tempus fugit

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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