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tannoy とタンノイ

このところ取り上げている小説「ファウンデーション」 Foundation には First Speaker と呼ばれる人物が出てくる。そして、作品(原文)の最後に出てくる言葉もこれである。 この人物の正体が明かされる場面であり、作者も効果を高めるためそうしたと思われるが、私が読んだ旧訳も現行の新訳も、この部分を文が述語で終わるふつうの日本語で訳しており、この言葉が最後に出てくるようにはなっていない。ここは語順と表現に一工夫ほしかったところである。 この話はここまでで、今回はこの speaker から連想した tannoy について触れてみたい。私は音楽が好きなので、イギリスのスピーカー (loudspeaker) のブランド「タンノイ」のことは以前から知っていたが、この単語に一般名詞や動詞としての意味があることを最近知ったからだ。
音楽好きの間で人気のある外国のスピーカーはいくつかあるが、イギリスの Tannoy はクラシック音楽を聞く人なら多くが手に入れたいと思う高級ブランドである。残念ながら私は指をくわえて見ているだけだ。価格の高さもあるが、ある程度以上の広い部屋でないと意味がない。いつかタンノイを鳴らすことができる生活ができるだろうか、と長年思いつつ、狭い部屋に置いた小型スピーカーでずっと音楽を聞いている。 それはともかく、この単語を辞書で引くと、イギリス英語の用法であるが、スピーカーの名前にとどまらない意味があることがわかる。なお発音は「タノイ」のようになり、強勢は最初の音節にある。
- n. 1. <英><商標>タンノイ:スピーカーの商品名 2. <英>(一般に、劇場・映画館などの)場内放送システム、拡声装置
v.t. <英>(人を)場内放送で呼び出す
v.i. <英>場内放送をする
(ランダムハウス英和大辞典)

- (Brit.)
noun a type of public address system.
verb [with obj.] transmit or announce over a tannoy
the news was tannoyed one afternoon
ORIGIN 1920s: contraction of tantalum alloy, which is used as a rectifier in the system.
(OED)

- (BrE) a system with loudspeakers used for giving information in a public place
to make an announcement over the Tannoy
(OALD)

- The name Tannoy is a syllabic abbreviation of tantalum alloy, which was the material used in a type of electrolytic rectifier developed by the company.
(中略)
The term 'tannoy' is often used generically in colloquial English throughout the British Commonwealth to mean any public-address system, particularly those used for announcements in public places;(以下略)
( http://en.wikipedia.org/wiki/Tannoy )
ついでだが、日本語の文でもしばしば目にする略語 PA は、上記の辞書の定義にも出てくる public address のことだが、私は長らく public announcement だと誤って思い込んでいた。 さて tannoy の実例として、1982年のフォークランド紛争で攻撃を受けたイギリスの軍艦についてのネット上の記事に、次のようなくだりがあった。
The only warning given to the crew was a Tannoyed shout: "Missile attack - hit the deck".
( http://www.guardian.co.uk/uk/2000/sep/26/falklands.world )
次は記事の見出しで、annoy に引っかけてあるようだ。
Don't get tannoyed
( http://www.guardian.co.uk/theobserver/2007/apr/15/features.magazine7 )
Tannoy の名称は、システムに使われているタンタル合金 tantalum alloy からつけられたというのが面白い。クラシックファンのあこがれのスピーカーがタンノイなら、ジャズファンのそれはJBLだろうが、こちらは創業者の James Bullough Lansing から取られている。
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Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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