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「パワフル」ではない powerful、および「衆議院の優越」

カタカナ語を取り上げている流れで、短くもうひとつ。powerful を「パワフル」としてもあまり抵抗を感じないという人が増えているのではないかと思うが、内容的にそれでは都合の悪い場合もある。たとえば、AP通信にある次のような文はどうか。
TOKYO - The upper house of parliament voted down the government's nominee to head the Bank of Japan on Wednesday, setting up a political showdown with a week left before the current central bank chief's term ends. (中略)

The opposition is also rejecting Muto because of outrage toward the ruling Liberal Democratic Party, which has used its edge in the more powerful lower house to ram through some bills that require approval from only that chamber.

( http://www.foxnews.com/wires/2008Mar12/0,4670,JapanCentralBank,00.html )
1年半以上前の記事で、自民党が与党だったことに時に移り変わりを感じる。それはともかく、この powerful は権力や権限について使われているはずだから、「パワフル」と訳すと変だろう。 「英辞郎」を見たら、この more powerful lower house を使った例文があって、「より力の強い衆議院」と訳されていた。間違いとまではいえないだろうが、その例文は前掲のAPの記事同様、「衆議院は参議院に優越する」ことを指していると受け取れる(「英辞郎」の例文には「全文表示」の機能があり、前後関係を見ることができる)。であれば、一種の決まった表現として、こちらの日本語もつけてほしかったと思う。 「衆議院の優越」というが、日本国憲法を見ると、そうした内容はあるものの、この言葉自体は使われておらず、つまりは英語版にも出てこない。英語でどういえばいいかは内容に即して考えなくてはならないだろうが、平易な単語を使うのであれば上記の言い方が参考になるのではないか。そして power, powerful を物理的な力としてとらえているだけでは、なかなかこうした表現は頭に浮かばないことだろう。 参考:◎日本語→英語の表現集
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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