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consequence は「結果」でいいのか

前回に続いて北朝鮮のミサイル発射について。北朝鮮は今回、「人工衛星打ち上げ」の事前通告をしていたこともあって、日本を含む諸国がいろいろな外交努力を行った。 アメリカのクリントン国務長官は consequence を使って次のように発言し、テレビのニュースでも何回か耳にした。
"It is an unfortunate and continuing example of provocation by the North Koreans," Clinton told a news briefing at a conference in The Hague. "There will be consequences," she said of possible U.N. Security Council actions, adding: "Japan has every right to protect and defend its territory."
( http://uk.reuters.com/article/worldNews/idUKTRE52U55F20090331 )
consequences を「結果」と覚えた人は多いだろうし、確かにその通りなのだが、"There will be consequences." を「結果があるだろう」と訳しても何のことかよくわからない。結果を形容する言葉が欲しくなるところだ。 ここで、辞書を見てみよう。
- [C] [通例〜s] (必然の)結果、(良くない)結果、成り行き、(…にとっての)影響[for]
(ジーニアス英和大辞典)

- a result or effect, typically one that is unwelcome and unpleasant
(Oxford Dictionary of English)

- [C] an often bad or inconvenient result of a particular action or situation
(Cambridge Advanced Learner's Dictionary)
そして、私としては満足度の非常に高い「アンカーコズミカ英和辞典」の記述は、ここでも期待を裏切らなかった。
[C] 結果、成り行き(ある行為を行うことによって生じた直接の結果で、行為者が責任を持つべきもの。しばしば、避けられたはずの悪い結果をさす)
こうしてみると、consequence は形容詞がついていなくてもマイナスの方向性を示す場合があると考えたほうがよさそうだ。先のクリントン長官の言葉は、日本の新聞では、
クリントン長官は会談後の記者会見で、北朝鮮がミサイルを発射すれば「報い」を受けると警告。
(日経ネット版)
などと訳されていたが、平たくいえば「発射したら大変な目にあうぞ」と脅しをかけたということだろう。もちろん北朝鮮は、アメリカが戦争といった手段に訴えることなどありえないと踏んでいるのは明らかで、こうした警告には耳を貸さず発射に踏み切ることになるわけだが。 さて、「結果」といえばすぐに頭に浮かぶのが result だが、
- 結果、結末、成り行き;[〜s] 良い結果、成果、効果
(ジーニアス大英和)

- [C usually plural] a good or pleasing effect:
We've spent a lot of money on advertising and we're beginning to see the results.
She's an excellent coach who knows how to get results.
(Cambridge Advanced Learner's Dictionary)
とあって、consequence とは逆に、プラスの方向を向く場合があるようだ。また、やはり頭に浮かんだ repercussion
- [通例〜s](好ましくない間接的な)影響(consequence)、余波
the repercussions of the war 戦争のつめ跡
(ジーニアス大英和)

- [C usually plural] the effect that an action, event or decision has on something, especially a bad effect:
Any decrease in tourism could have serious repercussions for the local economy.
President Kennedy's assassination had far-reaching repercussions.
とある。名詞ではないが、もうひとつマイナス方向のニュアンスを持つことがあるのが動詞の affect で、「(不利に)作用する」(ジーニアス大英和)。 「結果」や「影響」の類義語を載せている辞書は多いだろうが、たいていは因果関係や出現のはやさという観点から説明しているようだ。次はネットにある The American Heritage Dictionary の例で、effect の項に synonyms として記述されている。 http://www.bartleby.com/61/81/E0048100.html 最後に、今回辞書を眺めていて知ったのだが、イギリスには consequences (単数扱い)というゲームがあるそうだ。「他人が何を書いたか知らずにめいめい勝手に書いたものを合わせて一つの話を作る遊び」(リーダース英和辞典)だそうで、実際に見てみたいものだ。
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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