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「和臭」のする英語

前回書いた Bill Bryson の "Troublesome Words" を読むと、ネイティブスピーカーでもけっこう不適切な英語を書いていることがわかる。とはいっても、仕事などでひとさまに示す英語の文章は、やはりしっかりしたネイティブによるチェックが欠かせないだろう。

そうした際、「文法的にはまあ正しいが、英語ではそういう言い方はしない」といわれると、やはりネイティブ頼みからは脱却できないものだと思う。

日本語の発想から抜けられない英語や漢文を「和臭がする」というそうだ。この言い方をどう思うかは別として、完全に母国語の影響を排除するのは、日本に生まれ日本語で育った以上、余程の語学の才能がない限り難しいと思う。そういえば、この「難しい」も、1対1対応式に difficult とすると誤解を与える場合があるとよくいわれる。

私がネイティブから、「英語としては正しいが、そういう言い方はしない」と指摘を受けたうち、今も覚えているのが make one's utmost effort である。

ためしに適当に代名詞を入れて Google で検索してみると、確かにいずれもヒット件数が非常に少ないうえ、載せているサイトも非英語圏のものが多く、代名詞によっては日本のサイトが目立つ。英語圏の人が書いたらしいものもあるにはあるので、絶対使わない、間違いだというわけではないのかもしれないが、こうした検索結果もひとつの参考にはなりそうだ。

こういう話を聞いていると、「だから、ネイティブが使った英語だけを覚えるしかない」という考えを持つ人がいると思う。その一方で、意思疎通のための「国際英語」を広め、英語以外の発想を英語圏の人たちに知ってもらうべきだとする(例えば鈴木孝夫氏のような人の)考えからは、むしろ make one's utmost effort のような英語を使っていくべきだ、ということになるのかもしれない。

非ネイティブの使う英語がどんどん広まっている現実をみるにつけ、今後、こうした論議がもっと増えてくるかもしれない。「和」の「臭い」がきつすぎて、何を言いたいのか理解してもらえなかったり、誤解を与えたりするのはまずいだろうが、私としては、せめて「香り」といえるレベルの英語には近づきたいものだと願う。

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tempus fugit

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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