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Now you're talking!

先日書いた「パリの恋人」 Funny Face にからんで、talk という動詞の続きである。この映画でフレッド・アステア Fred Astaire が "Now you're talking." と言う場面がある。これは決まり文句で、衛星放送の字幕では「そうこなきゃ」と訳されていた。 アステア演じるカメラマンがファッション雑誌の編集長に対して、書店で出会った個性的な店員をモデルに起用してはどうかと持ちかける(この店員こそオードリー・ヘップバーン Audrey Hepburn の役柄である)。編集長は「とんでもない」と最初はにべもないが、説得に折れて、とりあえず検討してみよう、と言った時にアステアが口にするのが、このセリフである。
この talk、強いていえば「自分の意に沿ったことを相手が言う」というようなことであろうか。私の持っている英和辞典の中では、「レクシス」の説明がていねいった。
- そうこなくっちゃ;それなら話がわかる(煮え切らなかった人や期待通りの反応を見せなかった人などがようやく筋の通ったことを言ったときに)
英英辞典では、
- A phrase indicating agreement with a previously stated suggestion to change a course of action
- (informal) used when you like what somebody has suggested very much.
- used to express one's enthusiastic agreement with or approval of a statement or suggestion
- You have finally had a good idea.
などと説明されている。 余談だが、私がこの表現を覚えたのは、高校生の時にテレビドラマ「スター・トレック」 Star Trek を小説化したペーパーバックを読んでだった。 "A Piece of the Action" というエピソードの最後に出てきたのだが、「あなたは今話している」では意味をなさない。決まり文句では、と思って辞書で調べたら見つかった。なかなか決まってるな、とその時は思ったが、その後、原作にあたるテレビ版を見たら、最後のセリフは違うものだった。どうやら小説化した作者の創作だったらしい。 ついでに、この小説版には邦訳があり、タイトルは「行動の一端」と訳されている。しかしどうもこなれない題名だと思って辞書を引いたら、a piece of the action は「分け前」という意味だと知ったということは前にも書いた。 このエピソードは、アメリカのギャングを模倣する宇宙人を描いたユーモラスな話だが、同じく「分け前」を表す cut も出てくる。さらに脱線だがこの名詞、切断や削減そのものを表すほか、その結果できたもの(裂け目、傷口、編集済みフィルム)、また逆に、切り出された方のもの(収穫物、分け前、編集で削ったフィルムなどの部分)をも指すのが、面白いといえば面白い。
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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