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他人の不幸は蜜の味 (Schadenfreude)

アメリカ大統領選挙で候補者の過去を穿鑿する動きがあることにからんで、「人間とは他人の不幸を喜ぶものだ」と先日書いたが、ドイツ語に由来する Schadenfreude という単語を連想したので短く触れたい。いくつかの言葉で表される概念が、他の言語では一語で済んでしまう例である。 といってもドイツ語は日本語のように単語をずらずらと続けて造語ができるので、この単語も元来2つの単語をつなげたものだが、一語として定着しているといってよさそうだ。なおドイツ語は名詞を大文字で始めるが、英単語としては小文字の表記も可である。 辞書の定義を見てみよう。
- 人の不幸を痛快がること、毀傷の喜び、シャーデンフロイデ

- Usage: often capitalized
Etymology: German, from Schaden damage + Freude joy
Date: 1895
: enjoyment obtained from the troubles of others

- a feeling of pleasure or satisfaction when something bad happens to someone else

- satisfaction or pleasure felt at someone else's misfortune.
[Origin: 1890-95; < G, equiv. to Schaden harm + Freude joy]
「毀傷」という言葉は知らなかった。何となく意味がわかるのは漢字ならではである。 もうひとつ、Word Detective というサイトには、
"Schadenfreude" has no one-word equivalent in English, but there are similar words in other languages, and the sentiment seems to be a universal human emotion.
(http://www.word-detective.com/010506.html#schadenfreude)
とあった。使う単語の数は違っても、人間の考えることは共通している、ということか。 英文記事から、この単語の実例をひとつ。
The question is, where does that leave the rest of us? It was difficult to avoid a sense of schadenfreude as Bear Stearns’s former boss, James Cayne, saw his stake in the failed bank plummet from $1 billion to $61 million.
(http://www.nytimes.com/2008/05/11/opinion/11sun4.html)
参考:ラテン語・外来語celebrityと「セレブ」
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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