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日本語が変わってきている?

新聞でも取り上げられていたが、先日発表された文化庁の「国語に関する世論調査」を面白く読んだ。特に慣用句については、正しい用法が少数派になっているものがあり、そのいくつかは多分遠くない将来、誤っている方が正しくなるのだろう。もしかしたら日本語が変わりつつある過程に立ち会っているのかもしれない、とも思う。
文化庁のサイトに掲載されているのは「結果の要点」だけで、つまり調査の全体ではないが、それでも十分興味深いものだった。 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h19/yoten.html もっともはっきりと分かれたのは、「煮詰まる」だったという。30代までは「結論が出せない状態」、50代以上は「結論が出る状態」が、ともにその世代で70パーセント以上と圧倒的多数となっている(本来正しいのは後者)。そして40代では、2つの意味がほぼ拮抗している。 私は、その拮抗する40代であるが、この言葉については、自分自身がまさに「両刀使い」であることに気づいた。改めて考えてみると、どちらにも違和感がなく、相手や状況によって自然に使いわけているようなのだ。うまく説明できないが、「適当」という言葉に近い感覚といえばいいだろうか。 この他、「檄を飛ばす」と「憮然」は、正答の方が少数派で、間違った意味が圧倒的多数という結果となった。私はこの2つについては、今回の調査のように改まった形で選択肢を与えれば正しい方を答えることができる。しかしその一方で、日常生活では誤答の方で使っていることに思い当たった。とっさに使う時は間違った意味を思い浮かべるという点で、自分自身の中ですでに変化が起きているわけだ。 今後、一般的な使われ方に変化が見られそうだと覚悟しなくてはいけないと思われる言葉もある。「論戦を張る」が正しいと答えた人は、すでに正答の「論陣を張る」を10ポイント上回っていた。「さわり」の意味として、「最初の部分」と答えた人は、「要点」より20ポイントも多い。また「琴線に触れる」が「怒りを買う」という意味だと思っている人は、正しい答えにわずか2ポイント差まで迫っている。 こうした調査結果を読むと、「日本語の変質」を嘆く向きもあると思うが、いま正しいされている用法も、昔はまったく違った意味で使われていたという例がたくさんあるはずだ。以前、sophisticated についてちょっと触れたように、英語だって同じだろう。言葉とはそういうものなのだ、変化を繰り返していくものだ、と気楽に構えている方がよさそうだ。ただ、以前と違ってそのスピードが速まる傾向にはあるのかもしれない。
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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