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cross-pollination 「相互交流」

サッカーのワールドカップが始まった。日本の緒戦は残念な結果に終わったが、便乗してW杯にからんで書くことにする。

この週末は、英語メディアでもワールドカップ開催にあわせた解説記事やコラムが出揃い、インターネット上で読むことができる。そのひとつに、International Herald Tribune 紙に載っていた、国連のアナン事務総長の寄稿がある。
http://www.iht.com/articles/2006/06/09/opinion/edannan.php

W杯に託す形で、今の国連の抱える問題と事務総長の思いを綴ったもので、難しい論説や分析ではないだけに、かえって印象に残った。

アナン事務総長は、もちろん現実には国連の場がワールドカップのようにいかないのは承知の上で、それでもW杯のように、ある種純粋に「ゴールをめざす」理想を加盟国に持ってもらいたいという呼びかけをしているようだ。とはいえ、W杯初出場を果たした氏の出身国ガーナにも触れて深刻で悲観的なトーンになることをうまく避けていて、さすが国連事務総長だなと思った。

さて、この記事で目についた単語に、 cross-pollination がある。アナン氏は、次のように使っている。

The World Cup is an event that illustrates the benefits of cross-pollination between peoples and countries.

辞書を見ると cross-pollination は「他家受粉」 transfer of pollen to another flower: the transfer of pollen from an anther of one flower to the stigma of another; cross-fertilization ということだと説明されている。

花粉が他の花の柱頭につくことで、同じ個体の中だと「自家受粉」(self-pollination)というそうだ。

しかし、これはサッカーの話である。英英辞典を見ると、この単語には、次のような定義もあり、アナン氏はこの意味で使っている

- stimulating influence among diverse elements
- influence or inspiration between or among diverse elements
- a sharing or interchange of knowledge, ideas, etc., as for mutual enrichment

オンラインの The American Heritage Dictionary には、次のような例が載っていた。

“Jazz is fundamentally the cross-pollination of individual musicians playing together and against each other in small groups.” (Ralph de Toledano)

ネットで見つけた他の例をもうひとつ。

I really like getting together very different people and sparking interesting conversations. You never know what cross-pollination of ideas they might inspire.

日常の英会話で使うには、ちょっとビッグワードかもしれないが、参考までに書きとめておく。

ついでに日本語について。「受粉」と「授粉」は、音は同じだが視点が違っていてややこしい。より日常的な例だと「受賞」と「授賞」があり、間違って使われているのを見かけることもある。また、この2つをあわせると「授受」となるが、「受授」とは書かないので、これも気をつけたほうがいいかもしれない。

私事だが、一昔前、仕事でいくつかの開発途上国を訪れたことがある。どの国でも人気のあったのはサッカーで、改めて世界的なスポーツだと実感した。ある国のスラムのような街角で、夕陽を浴びながらボールを追い続けていた子供たちの姿は印象的だった。

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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