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「表現のための実践ロイヤル英文法」

表現のための実践ロイヤル英文法表現のための実践ロイヤル英文法
(2006/05/25)
綿貫 陽、マーク・ピーターセン 他

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最近、書店の実用英語のコーナーに英文法関係の本が増えてきたなという印象を持っている。英会話ばかりでは出版社も新味が出せなくなったから、という意地の悪い見方もできそうだが、英文法というだけで、一部から問答無用で「実用英語の敵」扱いされていた昔に比べれば、いい傾向だと思う。

無味乾燥に陥らないよう工夫をこらした学習書も多いようだ。 教えられることの多い「日本人の英語」の著者マーク・ピーターセン氏が共著者のひとりとなっている新刊「表現のための実践ロイヤル英文法」を見つけた。

項目立てなどいかにも参考書風で、ピーターセン氏が英文を校閲している「ロイヤル英文法」を元にした姉妹書か、と思った。しかし、ならばなぜ実用英語のコーナーに置かれているのか。さらにページを繰ってみて、この本は発信型の英語学習を念頭に書き下ろされたことを知った。

用例は実際に使われた英文が元になっていて、日常会話にも使えそうな内容や、IT・時事関連の単語を使ったものがかなり見られる。また、髪がなびく様子を表すのに fly という動詞が使えることを、私は以前映画か何かで知ったのだが、これを使った例文 ("Holly swung her head around, her hair flying through the air.") があって、なんだかうれしくなった。

さらに、ピーターセン氏が書いた囲みのコーナーなど、参考となる追加的説明や背景知識の記述が豊富にある。例えば、

- insist は、「自分の説を強く言い張る」よりも「強く要求する」という意味で使われる方が多い。
- 助動詞の need で表されるのは、外から強いられる必要性。

また、

- whyever (=no matter why) は、使用頻度はきわめて低いが、この表現がぴったりする感じの時もある。

など、ピーターセン氏の個人的な刻印を感じさせる記述もある。

さらに、マザーグースや先哲の名言、ニューヨークの downtown, midtown, uptown の範囲、また、「同時多発テロを表す 9/11 や 9-11 (nine-eleven) は、アメリカ方言学会がその年の新語に決め、ある辞書は刷り直しをして真っ先に見出し語に採用した」といった面白い情報が書かれている。

9/11については、「これと似ている 911 はアメリカの緊急電話番号で、nine-one-one と発音する」という情報とあわせて、「数字の読み方」の参照ページが書いてあるのでそちらを見ると、イギリスでは緊急呼び出しは 999 で、どうしてこの番号に決められたのか、といった説明もあった。

英文を書く際に注意すべきポイントの記述も多く、電子メールでよく使われる ASAP, BTW といった略語、さらには :-), :-D などの絵文字 (smiley, emoticon>) もあげられている。

以上、拾い読みをした範囲で書いたが、初級者がちょっと道草もしながら学習を進めることができ、また初級を終えた人も参考になる、なかなか優れた文法書だと思った。

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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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