ホーム   »  スポンサー広告  »  スポンサーサイト   »  未分類  »  外電が伝えた町村氏の「UFO発言」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

外電が伝えた町村氏の「UFO発言」

「UFOは存在するか」という民主党の質問について、町村官房長官が「個人的には絶対いると思う」と定例会見で答えて笑いを取ったニュースは面白かった。もちろん冗談で答えたものだろうが、これより先に発表された「確認していない」という政府の答弁書と同じことをくそまじめに繰り返すだけよりもずっと好ましい。野党の子供じみた質問をうまく受け流したものだとも思える。ネット上に、海外通信社の記事も出てきたので読んでみた。
日本の新聞もそうだったが、海外通信社も囲み記事風に書いている。ロイター電は、
Yes, UFOs do exist, Japan's top government spokesman said Tuesday. The comment by chief cabinet secretary Nobutaka Machimura drew laughter from reporters at his regular briefing on government policy.
と始めている。記事の後半では、笑いを誘った町村氏の発言を、福田首相の型どおりの言葉と対比させていた。
"Personally, I definitely believe they exist," he (Machimura) said, apparently tongue in cheek.

But the prime minister stuck to the official view.

"I have yet to confirm (that UFOs exist)," Prime Minister Yasuo Fukuda told reporters later in the day.
AP通信は、全体的にもう少しまじめなトーンだが、冒頭は
Japan's air force has never spotted a UFO, but the country's top government spokesman said Tuesday he "definitely" believes they exist.
と書き起こしていて、まあ軽めのタッチとはいえるだろう。記者会見はとかく面白みに欠けがちだと思うが、こうした形で外国通信社に取り上げられるのは悪いことではなかろう。 これに対して、日本の通信社と英字新聞社の記事は、スタイルがごく普通の記事風で、読者をひきつける書き方とはいえないと思った。冒頭はそれぞれこうなっている。
The Japanese government said Tuesday it has "not confirmed the existence" of so-called unidentified flying objects believed to have flown to Earth from outer space. (Kyodo)
Chief Cabinet Secretary Nobutaka Machimura said Tuesday he believes in the existence of unidentified flying objects, contrary to the government's official response earlier in the day. (The Japan Times)
日本のメディアとして、官房長官の会見内容をしっかりと伝えなくてはと考えたのかもしれないが、せっかく町村氏本人がユーモアで発言しているのである。すくなくとも記事の「つかみ」に工夫を見せてもよかったのではないか。後者など、まるで閣内不統一を報じているように受け取れるが、私の感度が鈍いだけで、むしろこう書くのがユーモアを感じさせる手法なのだろうか。 なお、「UFO」は、よく知られていると思うが unidentified flying object の頭文字を取った acronym である。英語は UFO, ufo という表記があり、複数形は -s のほか、UFO's とアポストロフィをつけるものがあるようだ。さらに発音も /ju: ef ou/ と /ju:fou/ の2つがある。日本語でも「ユーフォー」のほか「ユーエフオー」とも呼ばれている。 「未確認飛行物体」なので、UFOが「いる・いない」というのは厳密にはおかしいのかもしれないが、ほぼ死語になった「空飛ぶ円盤」、つまり宇宙人の乗り物と事実上同じ意味で使われているのは英語も同じようである。上記の記事のほかにも、例えば、
- Experts Discuss Possibility Of Existence Of UFOs
(CNN LARRY KING LIVE の見出し)

- The desire to believe in the existence of UFOs has made millions of Americans susceptible to UFO hoaxes: photographs contrived by darkroom manipulation or by simply tossing saucepans, phonograph records or hubcaps in front of cameras.
日本語については、物体なので厳密には「ある・ない」だろうが、「宇宙人はいるか」に引きずられる形でこう使われるということなのか。 なお、民主党の質問に対する政府の答弁書は、「地球外からの飛来と思われる未確認飛行物体を発見した事例は承知していない」と、正確を期した(?)書き方をしている。 今回の町村官房長官の発言は冗談だったが、私がそう受け取れないのは、質問を提出した民主党の参議院議員である。「UFOの目撃情報があとを絶たないが、国民的な不安と関心からも確認作業は喫緊の課題だ」と質したそうだ。 数年前、イギリスの国防省がUFOについて調査報告書を出したことがあったが、今の日本で、野党第一党が取り上げなくてはならない事柄だろうか。しかし、国会で質問が提出されたからには、答弁の検討と作成、そして閣議了承をしなくてはならないのだろう。本当の「喫緊の課題」が山積するなか、貴重な時間と税金の浪費ではないのか。
関連記事
コメント
トラックバック
トラックバック URL
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

tempus fugit

Author:tempus fugit
●こちらの更新は停止しました。http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/ で続行しています●
-----------------------
「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

カテゴリ
さくいん代わりのタグ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ページナビ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。