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Duco Cement (商品名)接着剤

前回取り上げたカート・ヴォネガットの小説「猫のゆりかご」 の訳書に、「ドッコ・セメント」という言葉が出てくる。一体これは何だろうか。

かつて模型店につとめていた行方不明の人物についての描写で使われている。以下引用する。

フランクは巻きぞえをくったのさ。まだ警察が見つけてないところをみると、死んだんだろう。戦艦ミズーリに、ドッコ・セメントで砲塔をはりつけながら、余計な話を聞きすぎたんだ。
(カート・ヴォネガット・ジュニア「猫のゆりかご」ハヤカワ文庫)

この「戦艦ミズーリ」や「砲塔」は模型のことだろう。であれば、「ドッコ・セメント」という聞きなれない言葉も、普通のセメントであるはずはない。

インターネットで「ドッコ・セメント」を検索したがヒットはなく、手がかりらしいものも見つからない。

原文を見ると、

I expect the reason the cops haven't found him is he's dead. He just heard too much while he was sticking turrets on the battleship Missouri with Duco Cement."
(Kurt Vonnegutt: Cat's Cradle)

となっている。

そこで Duco Cement を再度ネットで調べると、アメリカで一般的に使われている接着剤のブランド名らしいとだとわかった。

私の持っている電子辞書に Duco Cement は載っていなかったが、Duco という自動車用塗料の記載があった。Duco Cement と関係はないようだが、「デューコウ」のように発音する。接着剤のほうも同様で、「ドッコ」ではないのではと想像する。

この翻訳が出た頃は、インターネットなどという便利なものはなかったので、こうした外国の文物を調べるのは一苦労だっただろう。しかしネイティブスピーカーに尋ねたら知っている人もいたはずだとも思う。

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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