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「肩と首で受話器をはさむ」

電話しながらメモなどのため両手を使おうと、受話器を肩と首の間にはさむ人がいる。こうした動作を英語でどういういえばいいのだろうか。

ボブ・ウッドワードのノンフィクション State of Denial (邦訳「ブッシュのホワイトハウス」)に、大統領補佐官のカール・ローブについて、次のような描写が出てくる。

Robe cradled the phone in his neck and tried to scribble on a piece of paper balanced on his knee.
(Bob Woodward: State of Denial)

私が使っている電子辞書に収録されている英和辞典で cradle をひいてみたが、ほとんどの辞書がこの意味を載せていなかった。

唯一、「ランダムハウス英和大辞典」だけが、「(受話器を)首と肩の間に挟む(in...)」としていた。用例はなく、この説明だけでは in の後に何を置けばいいのか(首や肩か、受話器か、など)がよくわからず、まごつく人がいるのではないかと思われるのが玉にキズだ。

余談だが、電話の際のこうした動作を初めて意識したのは、子供の時に放送されていたアメリカのテレビドラマ「刑事コロンボ」だった。

去年亡くなったピーター・フォークが演じていたコロンボ警部は、「古畑任三郎」のモデルになったと思われる個性的な刑事だ。ただ田村正和と違って風采があがらず、それが彼の敏腕さを隠している(deceptive とか deceiving といえばいいのだろうか)。

そんなコロンボだが、受話器を首にはさみながらメモを取る動作は当時の私には妙にかっこよく映り、マネをしたものだった。

受話器が大きく重い当時のダイヤル式電話はもう姿を消してしまったが、今でも携帯電話で同じようにメモを取っている人を時々見ることがあり、器用なものだと感心する。首の筋肉が柔らかくないとだめなのか、肩コリがひどく首が曲がらない私にはできない芸当だ。

なお cradle は名詞で、電話の受話器の受け台を意味する。固定電話が減ってきて、この意味での使われ方も過去のものとなりつつあるのだろうか。最近では携帯端末の「クレードル」の方が通りがいいだろう。

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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