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速読と精読をつなぐ、中間的なリーディング学習法

英語の多読に興味があるが、いきなりまるまる1冊に挑戦するのはしんどい、という人もいるだろう。そこで、かつて私が行なっていた、英文に慣れるための学習法を紹介したい。

その方法とは、簡単にいえば、「自分がおもしろいと思った作品のうち、気に入った部分を、原文と翻訳で少しづつ読み進めていく」というものだ。

具体的には、
1.翻訳で読んでおもしろかった作品をひとつ選び、原書を手に入れる。
2.その作品の中でも、特に楽しめた部分や場面を翻訳から選ぶ。長さはどれだけでもいい。
3.原書でその部分を見つけ、適当な分量を読む。辞書は引かない。
4.同じところを翻訳で読む。英語がわからなかったところは特にしっかり読んで理解を試みる。どうしても必要だと思った場合のみ辞書や参考書を使う。
5.また原書に戻り、続きを適当な分量読み、翻訳で確かめる。これを繰り返す。

なんだそれだけか、と言われそうだが、私はこの方法で英語への抵抗感をずいぶんと減らし、多読のベースを作ることができた気がする。

これを思いついたのは高校生の時だった。英文解釈の参考書の例題がつまらなくてやる気が出なかったところ、ミステリか何かのペーパーバックと翻訳を読み比べたら、その方がずっと勉強になるように感じたのがきっかけだった。

だから、というわけではないが、自分が興味を持てる内容であること、これが絶対に大切である。そうでないと続かない。

いくら名作として評価が高くても、先生や英語の専門家がどんなにすすめる作品であっても、自分がおもしろいと思わなかったものには手を出さない。

純文学でも、ミステリでも、ノンフィクションでも、何でもいい。とにかく、もう一度読んでみたいと思うような作品の、さらに気に入った部分や印象的だった場面を選ぶことが肝心だ。

気に入った作品ならば、多少わからなくても、「何とか読んでやろう」という動機づけが強い。そして、翻訳によっていちいち辞書を引かずとも意味を取ることができる。翻訳は単純な英文和訳ではないので、名人芸がすぎるとかえって混乱するケースもないとはいえないが、そう多くはないだろう。

辞書や参考書は基本的には使わないようにする。ただ、絶対ダメというほど潔癖になる必要もない。疑問点を解消してスッキリしたい欲求があるなら、むしろ使った方が印象に残って効果的だと思う。

余談だが、こうして読み進めていくうち、おかしな翻訳を見つけたこともあった。意味が通らなかったり、場にそぐわない言葉が突然出てきたりした場合は、誤訳を疑うクセが身についてしまったほどである。明らかな誤訳から新しいイディオムを覚えるというオマケもあったりした。

リーディングをめぐっては、「意味のわからないところはとばしてとにかく多読する」という方法が一部で提唱されている。しかし、これだと間違った理解や自己流の解釈をしていることに気がつかないままでいるおそれがある。他方、辞書を引き引き一字一句理解しようと読んでいたのでは、じきに飽きてしまうだろう。

この二つを橋渡しするのが原文と翻訳の読み比べで、理解力の向上をはかりながら英文が読め進めるようになるトレーニングになるのではないかと考えている。英語教育の専門家から見てどうなのかはわからないが。

重箱の隅をつつくような読み方は退屈、しかしペーパーバック一冊を読み通すのは大変、という段階にある人は、試してみてはいかがだろうか。

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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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