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シベリウスの交響曲第5番(アシュケナージ)

シベリウス:交響曲第4番&第5番

シベリウス:交響曲第4番&第5番

  • アーティスト: アシュケナージ(ウラディーミル),シベリウス,ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: オクタヴィアレコード
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: CD
前回 recapitulation という単語に音楽用語の「再現部」という意味があると書いたが、その流れで、最近聴いたクラシックのCDを取り上げてみたい。
フィンランドの作曲家という先入観があるせいだろう、シベリウスの音楽といえば北国の大自然というイメージがある。北欧に行ったこともない私が勝手に抱いているものだが、ゲルマンやラテンの作曲家たちの作品とは一味違った味わいがあることは確かだと思う。 シベリウス入門向けの親しみやすい曲として、評論家などの本は判で捺したように「交響曲第2番」をあげている。しかし、私は「交響曲第5番」の方が取っつきやすいと思うし、こちらの方がより気に入っている。 朝もやの間から陽光が射してあたりを照らし、雄大な自然が徐々に姿を見せ、眼前に広がっていく、そんな光景が浮かぶ第1楽章、柔らかい日差しを浴びて森の湖畔を散策するような第2楽章、そして自然を力強く讃えあげる終楽章。全体の演奏時間も三十数分間と聞きやすい長さだ。 ピアニストとしてまず名をあげ、近年は指揮活動が中心のアシュケナージは、今ひとつイメージがつかめない指揮者だが、店の試聴コーナーでこの最新録音のCDを聞いたら、なかなかよさそうだと思ったので購入した。 ことに親しみやすいと思われる終楽章について書いてみると、この楽章は、弦がさざめくように疾走して始まるが、高級とは程遠い私の再生装置でも、それぞれの弦のパートがかなりよく分かれて聞き取れる。この部分、意識して内声部を際立たせているようにも思えるベルグルンドという指揮者の演奏もあるが、アシュケナージは、マイクが自然にとらえているという感じだ。指揮者の解釈より、むしろ録音によるものかもしれないが、いずれにせよ耳に快い。 管楽器もいい意味で柔らかい。先のベルグルンドはこの曲を3回録音していて、その中では3度目のCDが最も高く評価されているようだが、この演奏、私も先ほど書いた弦のしぶきの部分は気に入っているものの、金管楽器が下品、木管楽器は安っぽく感じられるのが減点対象だ。アシュケナージは安心して聴いていられた。 ちょっと残念なのは、全奏 tutti ―総休止が数回続いて曲が閉じられる、最後の部分である。この終結部については、「印象的な結び」などと解説に書かれていることがあるが、私は最初聞いたとき、正直いって「マンガチックな終わり方だな」と感じた。全奏はエネルギーをこめて、また休止は十分に溜めないと、マンガチックとまでは言わないまでも、気が抜けたように聞こえてしまう場合があると思う。アシュケナージの今回のCDも、間(ま)を溜め切れずにカロリー不足の全奏に移る感じで、惜しい幕切れとなっている。 それでも、全体としては良かった演奏だが、これがアシュケナージの棒によるものなのか、それともロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニーという北欧の楽団の持ち味によるものなのか、はたまたニュアンスがよく聞き取れる録音によるところが大きいのかは、よくわからない。 余談だが、以前ある途上国に出張した時、サービスが始まってまだ日の浅かった「BBCワールド」を初めて見た。短波ラジオでBBCには親しみを感じていたし、当時ホテルで視聴できる英語放送は主にCNNだったので珍しさもあり、滞在中よくチャンネルをあわせたが、番組の合間に字幕で流れる「このあとの予定」のBGMが、この交響曲第5番の終楽章でホルンが奏でる主題に何となく似ていて、ちょっと面白く思った。
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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