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「フル・スロットル」と throttle の注意点

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • メディア: DVD
先日、fall guy という表現を取り上げた際に触れたドラマ「チャーリーズ・エンジェル」は、ちょっと前に映画として続編が2作つくられた。オリジナルに親しんでいた私も、1作目はまあ楽しめたが、2作目はやや困惑する出来であった。そのタイトル "Charlie's Angels: Full Throttle" から連想したことを書いてみたい。 この full throttle とは、全速力を出すことである。映画のタイトルに使われているように、「フル・スロットル」もすでに日本語の語彙といえるかもしれない。
辞書には
- He drove along at full throttle (= as fast as possible).
- The engines were at full throttle.
と、at maximum speed という物理的な意味そのものの用例しか載せてないものがあるが、「パワー全開」といった感じで比喩的に使われた例もよく見かける。私の学習ノートにメモしてあったものとしては、
Hadley, taking notes in a steno pad, was thinking that they were having too many meetings that week. Fatigue was starting to show. Full throttle for over a month wasn't good. People were running out of gas.
こうしたことから、動詞の throttle はパワーをあげることだ、と類推すると、実はこれは間違いになる。 むしろ逆で、流れや勢いを(加速するのではなく)絞って押しとどめることを指す。名詞の throttle は、そもそも流れや勢いを調節する絞り弁のことであり、full throttle は、勢いを全開にするのではなく、絞りを全開にするので勢いがとまらなくなる、ということであろう。スロットルを絞るのは close the throttle、開けるのは open となる。 英英辞典にある名詞・動詞の説明を抜き書きしてみるが、最後にある用例は、「海外投資を促進する政策」のように考えてはいけないわけである。
- a device controlling the flow of fuel or power to an engine

- a. to regulate the flow of (fuel) in an engine. b. to regulate the speed of (an engine) with a throttle.
- to suppress: tried to throttle the press.
- to strangle; choke.

- silence or suppress somebody or something: to prevent somebody or something from expressing an opinion freely or from engaging in an activity

- stop something from progressing: to prevent something from continuing or developing
policies that throttle foreign investment
この単語の由来だが、
- ORIGIN perhaps from THROAT, but the history of the word is unclear.

- Origin: 1350-1400; (v.) ME throtelen, frequentative of throten to cut the throat of (someone), strangle, derivative of throat; (n.) prob. diminutive of ME throte throat
とあるように、throat と関係があるらしい。choke という意味になるのもなるほどと思う。これもエンジンに関係して「チョーク」というカタカナの日本語になっている(私は最初 chalk かと思っていた)。 そういえば、音量や光量を調節する「フェーダー」も、プラスではなくマイナスの方向を志向する fade が元になっているのが共通していて面白い。
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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