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have balls、have a ball

俗語は改まった場では避けるべきものと考えていたが、そんな表現が使われているのを「タイム」誌の記事で見た。自分の理解が間違っているのか、時とともにスピーチレベルも変化するのか、いずれにせよ、「いまの英語」に触れることの大切さを感じた。

その記事とは、前回書いた Person of the Year の "The Protester "である。TIME の公式サイトでも読める。
http://www.time.com/time/person-of-the-year/2011/

この中に、欧米では抗議運動に参加しても拷問を受けることがないが、中東・北アフリカのデモ参加者はまさに命をかけている、という内容の記述があり、それについて、アメリカ・カリフォルニア州のある市民の感想が紹介されている。

"I think other parts of the world...have more balls than we do."

この have balls は「度胸がすわっている、根性がある、ずぶとい」という意味だが、スラングであり注意すべき表現として覚えたものだ。

というのは、ここでの balls は普通の「ボール、球」ではなく、「睾丸」(testicles)を意味すると考えられるからだろう。日本語でも「おまえはキンタマがないのか」「やつはキンタマがすわっている」などというが、それと似たような発想か。

辞書を見ると、balls は slang であり、俗語、卑語、vulgar、offensive などというスピーチレベルの表示がある。

もっとも、マーク・ピーターセン氏によれば、ネイティブスピーカーはイディオムを使うとき、それを構成する個々の単語をイメージすることはないという。日本語で「畜生」と言ったとしても、元の意味である「生き物」をイメージすることはないと同じなのだろう。

であれば、have balls も別に「睾丸」を連想させるものではないかもしれない。また、この文は市民の声の引用であって、筆者自ら書いた地の文ではない。

それでも俗語であることは確かなようで、TIME 誌でお目にかかるような表現とは思わなかったので、目にして「へえっ」と感じたしだいである。やはり up-to-date な実例に触れていなければ、こうしたことにも気づかなかったことだろう。

なお ball には「舞踏会」「楽しいひととき、盛りあがり」という意味もあるが、辞書を見ると have a ball (on) で「(~を)大いに楽しむ」。単数と複数で意味がずいぶん違うものだ。

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tempus fugit

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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