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失言はどう翻訳されたか

学生の時に思いついた学習法のひとつが、国内で話題になっている発言がどう英訳されているかを英字紙などで調べるというものだった。新聞を毎日買う金はなく、インターネットもない時代だったので、店頭や図書館で見た表現をその場ですぐメモするようにした。しかし当時から根性がなかったので長続きはしなかった。 このところ閣僚の問題発言が相次いでいるが、それについての英文記事をインターネットでいろいろ眺めていて、つい学生時代を思い出してしまった。
前置きはさておき、柳沢厚生労働大臣の「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」という問題発言には驚いた。 柳沢氏もさすがにまずいと思ったのか、その場ですぐに謝罪したが、単なる放言というより、人間性や人生観を問われるものだといわれても仕方がないだろう。たとえ謝っても、野党から攻撃材料に使われるのは明白なので、政治家として脇が甘いし、言葉の重みに気づいていない、といえると思う。 日本や外国メディアの英文記事で、この発言がどう訳されているか比べてみた。
- The number of women aged between 15 and 50 is fixed. Because the number of birth-giving machines and devices is fixed, all we can ask for is for them to do their best per head.

- There's only a certain number of women from 15 to 50. The number of birth-giving machines, equipment is limited so I think the only answer is get them to have more (children).

- Because the number of child-bearing machines and devices is fixed, all we can ask for is for them to do their best per head.

- The number of birthing machines and devices is fixed. All we can ask is for them to do their best.

- Yanagisawa then repeated that he was sorry to compare women to baby-making machines, according to the sources.
もうひとつ物議をかもしたのは、米軍基地の移転問題をめぐる久間防衛大臣の発言である。日本では根回しが必要だということをアメリカは理解していないと批判したものだが、巷間言われるように政府間の合意に反した防衛大臣にあるまじき失言なのか、あるいは根回しを理解しろとアメリカに求めた無理な注文というべきか、はたまた本音を言った勇気ある発言と考えたらいいのか、私にはよくわからない。 発言が投じた波紋とは別に、言葉として面白いと思ったのは、「あまり偉そうなことを言ってくれるなとアメリカに言っている」という久間大臣の言い回しだった。
- "We're in the process of telling the United States not to be so bossy."

- The Defense Minister urged the U.S. to "stop being so bossy" about the issue.

- Washington was “too cocky” in pressing Tokyo to relocate a US military base on the strategic island of Okinawa.

- The head of the newly upgraded defence ministry described the US as being “cocky” in its attitude to Okinawa.

- "I am telling (the U.S. side) not to say such patronising things."
などと訳されていた。cocky は overly self-confident or self-assertive とか conceited in a bold or cheeky way と辞書にある。
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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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