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hang in effigy という慣習

先日読み終わったノンフィクションの中で、ひとつのページに hang in effigy という表現がたて続けに出てきた。私にとって effigy は、目にすれば何とか思い出せる程度の定着度の低い単語だったが、ぐっと印象が強くなった。また、こうした慣用表現があるのかとも考えた。
その本では、こんな風に使われていた。 - The University of Leipzig had a convicted but escaped student hanged in effigy on 8 March 1723. - Both dukes were dictatorial, and during the junior duke's own reign later, a horn player asking for dismissal was actually condemned to a hundred lashes and prison, and on escaping was hanged in effigy. effigy については、昔の学習ノートを見たら次のような例がメモしてあった。イラク戦争でサダム・フセインの像を倒したのにならって、ブッシュ大統領の人形を倒して戦争に抗議しようというもの。 Demonstrators plan to topple an effigy of Bush in a display evoking the toppling of the statue of Saddam Hussein by U.S. forces in Baghdad in April. この単語、「肖像」「彫像」 a sculpture or model of a person のほかに、「(憎むべき人物を模した粗末な)人形(ひとがた)」という意味がある。英英辞典では - an image or representation especially of a person; especially: a crude figure representing a hated person - dummy representing somebody disliked: a dummy, often roughly made and intentionally amusing or insulting, representing somebody disliked or despised などと説明されている。単なる「肖像」「彫像」にとどまらないイメージを持つわけである。 そして想像した通り、burn [hang] somebody in effigy というイディオムも辞書に載っていた。 - 憎い人の人形を作って公衆の面前で焼く[縛り首にする]

- to burn or hang an image or picture of the person intended to be executed, disgraced or degraded 何か慣習のようなものらしいが、こうした定義ではよくわからない。もうちょっと詳しい説明として、こんなものがあった。 to burn or hang the representation of a person, instead of the person himself, in order to show popular hatred, dislike, or contempt. The custom comes from France, where the public executioner used to hang the effigy of the criminal when the criminal himself could not be found. Wikipedia には、さらに詳しい説明があった。以下はその一部である。 The effigy is burned as a sign of the participants' shared intent to banish the represented element from their lives. The best known British example is the burning of an effigy made of straw and/or old clothing depicting the 17th century Catholic conspirator, Guy Fawkes. ( http://en.wikipedia.org/wiki/Effigy ) イギリス中世の陰謀事件で知られるガイ・フォークスとも結びつけられているわけである。 ところで、この年末年始にキリストの弟子ユダについての本を読んだが、この中で、似たような慣習についての記述があったのを思い出した。 それは、逃亡して実際には処刑できない罪人の処刑の様子を街の広場の壁などに描く「恥辱の図」という中世イタリアの慣わしでである。hang [burn] in effigy ともつながるものがヨーロッパの文化にあったのでは、と考えたくなった。
ユダ イエスを裏切った男 (平凡社新書)

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tempus fugit

Author:tempus fugit
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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