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「言った、言わない」 he said, she said

年末に出た Newsweek に The Year's Biggest 'He Said, She Said' というタイトルの記事があった。この he said, she said という表現は、私の持っている電子辞書には載っていない。

Wikipedia を見ると He Said, She Said (disambiguation) という項目があり、映画や歌のタイトルとして使われていることがわかる。
同時に、general concept として

differing unsubstantiated accounts of an event

と説明されていた。ただ Wikipedia はこの用法で単独の項目立てはしていない。

一方、オンライン辞典の Wiktionary は、この表現を項目として取り上げており、

Expression for an event or etc. that doesn't have proof, is dubious, or is false

という定義と、"That rumor is all he said, she said." という例文、さらに "Japanese: 言った言わない" という記述があった。この日本語訳は、直前にある定義から出てきたものとは考えにくい。日本人が投稿したものであろうか。

さらにネットを見ていたら、

We Have No Idea Who’s Right: Criticizing “he said, she said” journalism at NPR
(http://pressthink.org/2011/09/we-have-no-idea-whos-right-criticizing-he-said-she-said-journalism-at-npr/)

という記事があった。ニューヨーク大学のジャーナリズム学科の先生が書いたもので、文中には he said, she said reporting という言い方も出てくる。

この記事は、対立する意見・立場のある問題について「一方はAと主張している。もう一方はBと主張している」と書くだけで、どちらが正しいかを突き詰めようとしないジャーナリズムの安易な「両論併記」の姿勢を批判している。

こういった説明や実例を読むと、he said, she said は、「ある人はこう言い、別の人はああ言っているが、直接の裏づけがなく何が本当のことかわからない状態」を指すように思われる。

確かに「言った言わない」と訳せる場合もあるだろうが、上記のジャーナリズムについての記事のように、毎回こう訳せるとは考えないほうがよさそうだ。

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tempus fugit

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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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