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labor of love

映画「おくりびと」のアカデミー賞受賞を伝える英文記事について前回書いたが、そのひとつに labor of love という表現が出てきたので、ちょっと触れておきたい。「報酬のためではなく、好きこのんでする仕事」といった意味である。 ロイター通信の記事に次のように出てくるものだが、企画に惚れ込んだキャストやスタッフが、興行的な成功といった見返りを求めることなく製作に打ち込んだ、ということか。この作品は、主演した本木雅弘自身の読書やインド旅行がきっかけで着想されて以来、十数年かけて結実したものだという。
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「おくりびと」受賞をめぐる外国通信社の報道のことなど

映画「おくりびと」(英語の題は "Departures")がアカデミー賞を受賞した。すでに高い評価を受けているし、主演ではないが私の好きな山?努が出演しているので観たいと思いつつ、まだ果たしていないので作品の感想は書けないが、日本映画の受賞は喜ばしいことである。 今回の受賞を海外のメディアがどのように伝えているか、ふと興味を持ってネットをのぞくと、外国語映画部門に絞って取り上げた通信社の記事があったので読んでみた。 この部門ではイスラエルの "Waltz with Bashir" の下馬評が高かったそうで、こうした記事は「おくりびと」の受賞はいわば番狂わせだったという表現をしている。
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「行程表」 (road map)

ブログの「炎上」と flame、また CDを「焼く」と burn について書いてきて連想したことだが、英語の影響でよく見かけるようになったのではないかと思う言葉に「行程表」がある。road map の訳として、カタカナ語の「ロードマップ」と並んで使われているようだ。
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CDやDVDを「焼く」と burn

ブログの「炎上」と flame について前回書いたが、その連想で、データを書き込んでCDやDVDをつくる際に使われる「焼く」と burn が頭に浮かんだので、ちょっと書いておきたい。 こうした場合の「焼く」を初めて耳にした時は、写真を「焼き増しする」、「焼きつけ」、あるいは複写の「青焼き」などから容易に意味が想像できた。 そして面白いことに、英語でもこれを burn という。英英辞典には次のように説明されている。
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ブログの「炎上」 (flame)

先日、ブログに批判的なコメントを集中豪雨的に書き込む行為が摘発された。「炎上」と呼ばれるものだが、この言葉は、ネット社会で使われる場合を除けば、一般にはあくまで「いわゆる」という枕詞なり、カギカッコなりをつけて使われるものと思っていた。

ところが、たまたま少し前の新聞を眺めていたら、次のような記事に気づいた。

バラエティー番組などで活躍した男性タレント(37)のブログが悪意の書き込みで炎上した事件に関連して(以下略)

(「読売新聞」 2月5日)
さらに続報として、
男性タレントのブログが悪意の書き込みで炎上した事件を巡って(以下略)

(同、2月6日)

いずれも記事の最初の部分だが、カギカッコや「いわゆる」という言葉、あるいは「炎上」についての補足的説明はない。字数が限られている見出しも、当然のようにカギカッコはない。

個人的にはちょっと違和感を覚えたが、記者や校閲者はそうは思わなかったらしい。それとも、この新聞はこう表記することで統一すると決めたのだろうか。「炎上」はもちろんのこと、ブログが何かも知らないはずの私の母親など、何かが物理的に燃えたとしか思わないだろう。その一方で、言葉や表記はこうして徐々に認知されていくのだろうか、と思ったりもする。

表記についてはさておき、日本の英字新聞がこの現象をどう表現しているのかちょっと興味を持ち、ネットをのぞいてみた。
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【本】 「さよなら英文法!多読が育てる英語力」

さよなら英文法! 多読が育てる英語力 (ちくま学芸文庫)

さよなら英文法! 多読が育てる英語力 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 酒井 邦秀
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/11/10
  • メディア: 文庫

刺激的な題が目にとまり、手に取った。多読によって英語の文法を意識しないくらいまで力を高め、文法に「さよなら」するための指南書かと思い、読んでみた。

なるほど、と思う点も多々あった。私もいまだこの程度の実力だが、趣味や仕事でかなりの量の英語を読んできたつもりで、「多読が英語力を育てる」というのは、まったくその通りだと思っている。今の短文中心の学習では冠詞や英語らしい表現がどう使われるか身につかない、といった指摘にも頷かされる。

しかし具体的な方法論については、著者の主張は私の想像とはちょっと違っていた。文法学習は不要で害である、辞書を引かず、楽しめる本を多読をしていれば自然に英語力がつく、というのだが、説明が説得力に欠けたり一方的だと感じられたりして、十分納得できるものではなかった。著者の専門である英語と児童文学の分野での経験を、誰もが従うべき方法論に広げてしまっているという印象を受けた。

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【CD】 「バッハの宮廷音楽」

アンサンブル音楽の領域vol.3 バッハの宮廷音楽

アンサンブル音楽の領域vol.3 バッハの宮廷音楽

  • アーティスト: 武久源造,バッハ,砂山佳美,桐山建志,大西律子,西澤央子,上田美佐子,十代田光子,西澤誠治
  • 出版社/メーカー: ALM RECORDS
  • 発売日: 2009/01/07
  • メディア: CD

人気作の「ブランデンブルク協奏曲第5番」と「管弦楽組曲第2番」を一緒に収めているので、初めは「今どき珍しい、売れ筋狙いのCDか」としか思わなかった。しかしカプリングの「音楽の捧げ物」(一部)がフォルテピアノによる演奏とあったので、俄然興味がわき購入した。

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up the ante

前回 the sixty-four thousand dollar question を取り上げた際に引用した英文に up the ante という表現が出てきた。英文記事などで比喩的に使われているのを目にすることがあるので、ついでに触れてみたい。

前回あげた Oxford Dictionary of Catchphrases の説明を、もう一度書き写してみよう。

The 1950s television version upped the ante a thousandfold, giving rise to the catchphrase 'the sixty-four thousand dollar question'.


かつては64ドルだったクイズ番組の賞金が、ラジオからテレビに番組が移ったら1000倍になったという内容である。ante は「かけ金」「金額」ということだが、この up [raise] the ante という表現は、実際の金額以外についても使われる。

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$64 question (数にちなむ表現)

前回 question にからむ言い回しを取り上げたついでに、「数にちなんだ表現」として sixty-four-dollar questions が頭に浮かんだので、ちょっと書いてみたい。
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good question は「いい質問」か

英語学習で私は、演説のほかインタビューも利用してきた。一方的なスピーチと違い、やりとりで話が展開するのが面白く、いろいろな発見もある。ある日私が気づいたのは、"That's a good question." を「いい質問ですね」と訳していいものだろうか、ということだった。

インタビューや講演・会見の質疑応答を聞いていると、質問を受けた話し手が、この言い回しを枕詞のように口にしてから答えることがある。

中学生でもわかる英語であり、英語学習雑誌に載っているインタビュー記事でこう訳されているのを読んだことが何回かある。またテレビで何かの記者会見の通訳を聞いていたら、やはり「いい質問」と訳されていたのを覚えている。

「待ってました」「よくぞ聞いてくれました」と、質問した人をほめているのだろうか、まあ、場合によっては社交辞令かもしれない。初めはその程度の認識だったが、そのうちにどうも違和感を持つようになってきた。

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プロフィール

tempus fugit

Author:tempus fugit
●こちらの更新は停止しました。http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/ で続行しています●
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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