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「会う」と訳したくない meet

meet the beatles.jpgビートルズの2枚目のアルバム "With the Beatles" は、顔を半分影にしたモノクロ写真のジャケットが印象的で、類似の作品やパロディを生んだ。アメリカと日本では、選曲が異なる "Meet the Beatles" というアルバムに使われた。このジャケットから、私はいまだにオリジナルではなく、この独自編集盤の方を思い浮かべる。 この meet であるが、"Meet (だれそれ)" という形で、作者・語り手が読者や視聴者に登場人物を提示するときに使われることがあるようだ。しかし meet の使い方としてこれに触れている辞書を見たことはない(具体的には調べてはいないが)。まあ、この動詞の用法というほど大げさなものではないのだろうが、実際の英語を見聞きしていて気づいたことなので、ちょっと記しておく。
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ビートルズの biography 読了

これまでいくつかの英語表現を紹介してきた the Beatles の伝記 "The Love You Make" を読み終わった。さすがにもう過去の存在になりつつあるのかもしれないが、私は十代前半の頃、毎日のようにビートルズを聞いていた。 メンバー4人の生い立ちから始まって、グループの結成と世界制覇、そして解散まで、60年代を駆け抜けた波乱万丈の活動とそれぞれの生活を豊富なエピソードで描いたあと、さらに解散後の4人に触れ、80年の衝撃的なジョンの殺害で全体が閉じられる。
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ガルボが話した!(Garbo talks.)

Garbo.jpg ビートルズの伝記 "The Love You Make" を読んでいたら、またも固有名詞を使った言い回しが出てきた。"Garbo talks!" というもので、前回紹介した Svengali と同様、読み飛ばせない気になった。 Garbo とは大女優のグレタ・ガルボのことだろうが、なぜ彼女の名前が唐突に現れたのか。 ビートルズの解散後、メンバーのひとりジョージ・ハリスンが、名アルバム "All Things Must Pass" を世に問い、本領を発揮するようになったという文脈で使われていた。
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Svengali、および辞書の不備のことなど

ビートルズの伝記 "The Love You Make" を読んでいたら、突然 Svengali という単語が出てきた。固有名詞のようだが、そんな人物や地名はそれまで出てこなかったはず。しかし響きが面白そうだ。そう思いながら辞書を引くと、「人の心を操る人物」という訳語が載っていた。 強勢は後ろの-a-にある。英英辞典の説明も引用しておこう。
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辞書にない「ネタばれ」の spoiler

前回は名詞の spoil の思わぬ意味について書いたが、関連する単語として spoiler について書いてみたい。spoiler warning (ネタバレ注意)などとして、ネットでもよく目にする単語である。
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「ダメにする」ではない spoil

spoil を「台なしにする」とか「甘やかす」と覚えた人が多いことと思う。しかし、名詞の spoil は、動詞のこの意味から類推したのではあてがはずれることがあるので、注意が必要だ。
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「プリンセス・マサコ」その後

昨日 "Princess Masako" について書いたばかりだが、けさ起きて新聞を見たらちょっと驚いた。何というタイミングの一致か、来月に予定されていたこの本の翻訳が、出版取り止めになったという記事が載っていたからだ。
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「プリンセス・マサコ」と日本政府の対応

ここ数日間の新聞(日本語)を見返していたら、雅子皇太子妃について書かれた本 "Princess Masako - Prisoner of the Chrysanthemum Throne" には事実誤認が多いとして、外務省と宮内庁が、著者のオーストラリア人記者 Ben Hills と出版社に抗議文を送ったという記事が目に留まった。
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wires and lights in a box〜映画「グッドナイト&グッドラック」

グッドナイト&グッドラック 通常版 [DVD]

グッドナイト&グッドラック 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD
この「グッドナイト&グッドラック」 をめぐっては、ダイアン・リーヴスのサウンドトラックと、主人公の実在のニュースキャスター、エド・マローについて以前書いたことがあるが、映画自体はまだ観ていなかったので、DVDを借りてきた。 1950年代、冷戦下のアメリカを席巻したマッカーシー上院議員の「赤狩り」反共キャンペーンに対し、批判を展開したマローとそのチームを描いている。演じているデヴィッド・ストラザーンは、写真で見るマロー本人の風貌そっくりだ。
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cautiously optimistic?

北朝鮮の核協議についてアメリカのライス国務長官が上院で語った内容を報じた英文記事を読んでいたら、面白い表現に出くわした。北朝鮮が柔軟な姿勢を見せていることについてのコメントである。
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2つの「アルジャーノンに花束を」(続・印象に残った翻訳)

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を

  • 作者: ダニエル キイス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 単行本
前回、印象深かった翻訳として「さゆり」を紹介したが、今回はもうひとつ、Daniel Keyes の「アルジャーノンに花束を」"Flowers for Algernon"の翻訳について書いてみたい。よく知られた人気作だと思うが、この作品には2つの版があり、翻訳者も異なっている。 まず中編の形で1959年に、そして長編が1966年に書かれた。筋は基本的に同じである。知的障害のある主人公が、革新的な脳手術によってIQが飛躍的に増大する。しかし、それによってこれまで気づかなかった人間や社会の醜さが見えるようになり、そして、思いもよらなかった悲劇に見舞われる…というものだ。 私は高校生の時に長編で初めて読んだ。それまで題名は聞いていたが、翻訳があった中編は当時すでに入手困難になっており、長編が翻訳されたのを知ってすぐに購入した。評判通り、読み応えのある作品だった。
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「さゆり」 (印象に残った翻訳)

さゆり〈上〉 (文春文庫)

さゆり〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: アーサー ゴールデン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫
これまで、いろいろな翻訳を読んできた。私程度の国語力から見ても放り出したくなるほどの拙い訳があり、血の気が多かった若い頃には出版社に苦情のはがきを出したこともある。一方で、翻訳者に感謝したくなるような素晴らしい訳もあった。近年読んだ翻訳で、ことに印象に残ったものとして頭に浮かぶのが、映画にもなった「さゆり」である。 この小説(原題 "Memoirs of a Geisha")は、芸妓 Sayuri が日本語で語った回想を「私」が録音して英語にした、という体裁を取っている。翻訳を読んで唸らされたのは、まさに「さゆり」が語ったことばそのものと思わされるほど、見事な日本語になっていることだった。
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英語を音楽のように楽しむ

When We Were Orphans CDWhen We Were Orphans CD
(2005/03/29)
Kazuo Ishiguro

商品詳細を見る


When We Were Orphans は、以前取りあげたことがある作家カズオ・イシグロが2000年に発表した小説である。そのオーディオブック版を手に入れたが、音としての英語の魅力を存分に味わうことができた。音声教材としても使えるのではないかと思う。

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「失言」の英語さまざま

安倍内閣の閣僚が述べた失言について前回書いたが、一連の記事の本文や見出しには、「失言」を意味する単語・表現がいろいろ出てきて参考になるので、列挙してみよう。このうち faux pas は以前ちょっと触れたことがある
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失言はどう翻訳されたか

学生の時に思いついた学習法のひとつが、国内で話題になっている発言がどう英訳されているかを英字紙などで調べるというものだった。新聞を毎日買う金はなく、インターネットもない時代だったので、店頭や図書館で見た表現をその場ですぐメモするようにした。しかし当時から根性がなかったので長続きはしなかった。 このところ閣僚の問題発言が相次いでいるが、それについての英文記事をインターネットでいろいろ眺めていて、つい学生時代を思い出してしまった。
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If the cap [shoe] fits...

先日から書いている cap について続けると、If the cap fits, wear it. というイディオムがある。イギリス式の言い方で、アメリカ英語では cap の代わりに shoe あるいは hat となる。If ... fits という前半だけでも使われる。
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プロフィール

tempus fugit

Author:tempus fugit
●こちらの更新は停止しました。http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/ で続行しています●
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「光陰矢の如し」を意味するラテン語由来の言葉が tempus fugit です。
学習・趣味・仕事で英語に触れていつの間にか三十数年。英検1級とTOEIC900点超を取得した今も上級者への道は遠いですが、これまで出会った印象深い単語や表現について書いていきます。

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