Archive | 2006年10月
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イスラム教徒の反発を招きかねない場面があるとして、ベルリンの歌劇場が新演出によるオペラ「イドメネオ」の上演を一時中止しようとしたことが報じられた。モーツァルトのこの作品は、先日取り上げた deus ex machina の例といえるだろう。
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イラク問題でブッシュ大統領が躓いていることについて書いたが、これまで何回か取り上げた "The Secret Man" の著者 Bob Woodward が新著 "The State of Denial" を出した。イラク問題で苦境に陥ったブッシュ政権を描いているとあって、中間選挙を前に話題になっている。
前回取り上げた dot をめぐって、自分の学習ノートをさらに繰ってみると、sign on the dotted line という表現がメモしてあった。「全面的に同意する」 to agree fully to terms or conditions という意味で比喩的に使われている。
前回は ブッシュ大統領が使って批判を浴びた just a comma という表現を取り上げたが、今回は comma からの連想で、dot を使った言い回しを見ることにする。
この "just a comma" は、少し前にブッシュ大統領がイラク戦争について使って物議をかもした表現である。この騒ぎ、私は英文でしか目にすることがなかったが、日本では報じられたのだろうか。
前回取り上げた deus ex machina という単語はラテン語に由来するが、こうした言葉は他にもいろいろある。etc. (et cetera), ad lib (ad libitum), ad hoc, a.m. (ante meridiem), p.m. (post meridiem), A.D. (anno Domini, B.C.は英語で before Christ) などは、日本語としてもおなじみだろう。
さらに学習が進むと目につくようになる単語としては、次のようなものがあげられるだろうか。
さらに学習が進むと目につくようになる単語としては、次のようなものがあげられるだろうか。
前回書いた deus ex machina で、deus (Deus) はラテン語で「神」を表す。ローマといえばギリシャ、ということで、ギリシャ神話で一番偉い神といえば「ゼウス」 Zeus になる。d と z が違うだけで、意味も似ている。この2つに関係はないのだろうか。
先日取り上げたボブ・ウッドワードによるノンフィクション "The Secret Man" に関連して、ウォーターゲート事件の情報提供者から連想した単語をもうひとつあげることにする。ウッドワード記者が取材に行き詰ると現れてたちどころに疑問を解いてくれる―Deep Throat にはそんなイメージがある。そこで頭に浮かぶ単語が deus ex machina である。
安倍総理の昭恵夫人が「文藝春秋」に寄せた手記をBBCのサイトが取り上げている。元の文章にはいろいろな内容が書かれていたが、BBCの記事は、日本の少子化問題とからめて、夫妻に子供がいないことに焦点を当てている。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/6044608.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/6044608.stm
次の国連事務総長に韓国のパン・ギムン(潘基文)外相が決まったと先日書いた(http://englishexpression.blog.fc2.com/blog-entry-93.html)。パン氏は18歳の時にケネディ大統領と会い、外交官になりたいと思ったという。その温厚な物腰が評価される一方、強い指導力を発揮できるかという声もあがっている。
前回、内部情報を漏らす「身内の敵」について書いたが、外部に知られたくない情報は、「身内の恥」「内輪の恥」といえるだろう。「恥」かどうかは別として、他人に知られたくない事柄を表す英語の表現をいくつか見てみよう。
まず頭に浮かぶのが、skeleton in the closet (または skeleton in the cupboard) である。
まず頭に浮かぶのが、skeleton in the closet (または skeleton in the cupboard) である。
ウォーターゲート事件の情報提供者「ディープスロート」にからんで、内部情報を漏らすことをあらわす表現について書いてきた。こういう人物は、内部情報を隠したい側から見ると「身内の敵」ということになろうが、まさに enemy within という表現がある。
今回も、30年あまり正体が伏せられていたウォーターゲート事件の情報提供者「ディープ・スロート」をめぐるノンフィクション "The Secret Man" にちなんで書く。Deep Throat は一種の内部告発者でもあったが、 最近、whistle-blower や blow the whistle という単語・表現によくお目にかかるようになったと思うのはご時勢だろうか。
ウォーターゲート事件で、ボブ・ウッドワード記者に極秘情報を提供した謎の政府高官につけられた Deep Throat とは、実は事件当時、話題になっていたポルノ映画のタイトルである。
このあだ名をつけたのはウッドワードの上司だ。前回取り上げたウッドワードの著書 "The Secret Man" には、次のように書かれている。
このあだ名をつけたのはウッドワードの上司だ。前回取り上げたウッドワードの著書 "The Secret Man" には、次のように書かれている。
去年、個人的に驚いたニュースは、ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込むきっかけとなった謎の情報提供者「ディープ・スロート」の正体が明かされたことだった。
ニクソン辞任表明が報じられた夏の日のことは、今でもよく覚えている。私は十代前半で国際情勢はよく知らなかったが、ニクソンをめぐっては、ベトナム戦争への批判やウォーターゲート疑惑が次々に伝えられていたからだ。
ニクソン辞任表明が報じられた夏の日のことは、今でもよく覚えている。私は十代前半で国際情勢はよく知らなかったが、ニクソンをめぐっては、ベトナム戦争への批判やウォーターゲート疑惑が次々に伝えられていたからだ。
和製英語は英語学習の敵である―たぶん、そう考えるのが一般的だろう。しかし、これだけ巷にカタカナ語があふれるようになってしまった昨今、どうせなら少しでも前向きにとらえたほうがいいのではないかと前から思ってきた。心ある学習者なら、ただ嘆くだけでなく、正しい英語は何なのかを確かめるはず、という考えもある。
次の国連事務総長に韓国のパン・ギムン外相が選ばれることが確実になったと前回書いたが、これは安全保障理事会が、数人の候補者について非公式投票を何回か繰り返した結果によるものだ。この投票を英語で straw poll [vote] と呼ぶのが面白い。
韓国の潘基文(パン・ギムン) Ban Ki-Moon 外相が次の国連事務総長になることが確実となったが、The Economist 誌のサイトに "Take me to your leader" という関連記事が載っていた。このタイトルは一種の決まり文句だが、目にした限りでは、説明している英和辞典は見当たらないようだ。
先日の安倍総理の就任会見について、ある全国紙にちょっと面白い記事が載っていた。26分間の会見の中で、安倍さんは「しっかりと」、および「〜と思います」を、それぞれ三十数回口にしたそうだ。
「初会見で緊張していた」という見方がある一方、「自信のなさの表れでは」という専門家の分析もある、とあった。また、「しっかりと」で強調した決意を「思います」と締めると、弱まった印象を与えるということだ。
「初会見で緊張していた」という見方がある一方、「自信のなさの表れでは」という専門家の分析もある、とあった。また、「しっかりと」で強調した決意を「思います」と締めると、弱まった印象を与えるということだ。
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